クレジットカードの解約手続き。カードのポイントやマイルは相続できるのか

カードのポイントやマイルの相続について

クレジットカードの相続手続きについてご案内します。

基本的に、クレジットカードは相続等による名義変更手続きはできません。

したがって、相続が起こった場合は解約手続きを行うことになります。

この時、クレジットカードのポイントやマイルは相続できるのでしょうか?

クレジットカードの解約手続きについて

冒頭でもお伝えしましたが、クレジットカードは契約者の変更手続きがありませんので、解約手続きを行うことになります。

解約手続きを行う際は、まずカード裏面に記入されているクレジットカード会社のお問い合わせ先に、手続き方法や必要書類などについて確認してください。

解約手続きは、各クレジットカード会社によって異なる場合があります。そのため、事前にカード会社に連絡しましょう。

具体的に、カード会社の案内に従い必要書類を提出して解約手続きを行うことになります。

一般的に、次の書類が必要になります。

  1. 退会届等の届出書(クレジットカード会社所定の用紙)
  2. 契約者に死亡事実が確認できる書類(死亡診断書や戸籍謄本、住民票の除票等)

電話のみで手続きが完了する場合もあります。その場合は、窓口の担当者の質問(氏名、住所、クレジットカード番号等)に一つ一つ回答していくことになります。

クレジットカードのポイントは相続できるのか

クレジットカードのポイント

クレジットカードのポイントは、原則、相続することはできません。

ただし、中には例外もあるため、念のため解約手続き時にポイントが相続できるか確認してみてください。

航空会社提携クレジットカードの「マイル」については相続できるため、詳しくは次の章でご案内します。

(参考)クレジットカード以外のサービスのポイントについて

クレジットカード以外のサービスのポイントとは、例えば以下のポイントのことをいいます。

  • スーパーや百貨店、家電量販店、ドラッグストア等で貯まるポイント
  • 携帯電話等の利用で貯まるポイント
  • 電子マネーやバーコード決済、QRコード決済等の利用で貯まるポイント
  • ECサイトを利用することによって貯まるポイント
  • 個人経営店等独自に展開するサービスによって貯まるポイント

他にも数多くのポイントサービスがみられます。

これらのポイントについても、クレジットカードのポイントと同様に相続することはできないのが一般的です。

ただし、ポイントについては各社の規約等によるため、その規約等に相続できる旨が記載されていれば、相続人が引き継ぐことができます。

念のため、各社に問い合わせて確認してみてください。

マイルの相続について

ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクのマイルは、相続することができます。

法定相続人であれば相続することが可能ですし、また、法的に有効な遺言書がある場合には法定相続人ではない人にも承継させることができます。

そして、マイルは相続できることから、相続税の対象になると考えられています。

相続税の申告が必要な方は、マイルの評価方法等確認すべき大切なことがあるため、税理士に問い合わいただくことをおすすめします。

JALとANAのマイルの相続について、以下の表を参考にしてみてください。

JAL ANA
マイルの相続
分割相続
相続の範囲 法定相続人 法定相続人
遺言による相続
手続き可能期間 いつでも 死亡後6ヵ月以内
必要書類 戸籍謄本及び相続人の本人確認書類
相続したマイルの有効期限 原則、相続した月から数えて36ヵ月後の末日

ANAのマイルは被相続人が亡くなってから6ヵ月以内に手続きしないとマイルが取り消されてしまいますのでご注意ください。

また、JALグローバルクラブやANAスーパーフライヤーズ等の上級会員資格のステータスは相続できません。

 

マイルの相続についてご不明な点等がある方や相続税の申告や手続きにお困りの方は、相続税の専門税理士が所属する静岡相続手続きサポートセンターにお問い合わせください。

 

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